本技術では、樹脂処理などを施した「塊状」木材を、プレスすることで大きな変形を与えることができる。このとき、木質細胞構造は、細胞界面に存在する細胞間層がゲル化し、細胞間すべりを生じて大変形が生じている。この細胞間でのすべり変形を利用することによって、塑性加工の一手段で木材に所要形状を与えることができる。既存の圧縮加工では細胞間でのすべり変形は生じておらず、本技術のような大変形を与えることはできない。木材粉末を使用したプラスチック複合材と違い、木材の組織構造に由来する独特の意匠を持たせることができるなどの特徴がある。
技術成熟度:雛型
展示目的:可交易技術、研發成果展示
流通方式:自行洽談
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